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防災月間に覚えておきたい ポリ袋で作る防災食レシピ 防災月間に覚えておきたい ポリ袋で作る防災食レシピ

日常にも取り入れたい「防災食」とは

未曾有の災害を経験している日本人にとって、災害時の対策や非常袋の準備をすることは、もはや常識。

ひょっとすると「被災したら、食事どころではない」と思う人もいるかもしれません。

でも、食事とは、大切な生命維持のための措置。防災食について考え、常に食料を備蓄しておくことは、被災時に生き抜く力に直結します。

ぜひ、日常生活にも防災食を取り入れてください。

防災食は即席で作れるので、普段の忙しい生活でも役に立つ料理レシピです。普段から作り慣れておくため、家族の防災意識を高めるため、そして、いざというときでも自分や家族が好みの味を食べられるようにするために、日常生活にも防災食を取り入れましょう。

どんなときでも、おいしく食べることは生きる力につながります。

ポリ袋でできる!ご飯の炊き方

材料

ごはん

米(無洗米) 1合
180ml

作り方

  • ポリ袋に米、水を入れて袋の中の空気を抜いて口を縛り30分置く

  • 鍋に皿を入れて水をはり、皿の上に1を置き、蓋をして火にかけ沸騰したら弱火にして20分加熱してそのまま蓋をしたまま10分置く。

  • (3、ゆかりを振る)
    完成

ONE POINT ADVICE

ごはん約2膳分の基本的な分量を知っておけば、どんなかたさでも、浸水時間と加熱時間は同じです。
あとは水の分量次第でおこわやおかゆなどお好みのかたさに仕上げることができます。
ポリ袋でお米を炊くときにおすすめなのが、無洗米です。
すでに研いであるので水の節約だけでなく、排水も出さず手間や時間が省けます。

ポリ袋で時短!本格アジアン チャプチェ

材料

玉ねぎ 1/4個
にんじん 1/3本
A焼き鳥缶 1缶
A水 200ml
Aごま油 大さじ1
Aニョクマム 小さじ2
A春雨 60g
A煮干し(頭とはらわたを取って半分に切る) 4尾
A砂糖  小さじ1

作り方

  • ポリ袋は2枚重ねにし、玉ねぎとにんじんをスライサーで切り入れる

  • 1にAをすべて入れてポリ袋の中の空気を抜いて縛る

  • 鍋に皿を入れて水をはり、皿の上に2を置き、蓋をして火にかけ沸騰したら弱火にして15分加熱する。

  • 3を取り出して混ぜ器に盛り、万能ねぎをはさみで切ってのせ、白ごまを振る。

  • 完成

ONE POINT ADVICE

ニョクマムは、ベトナム料理で使われる調味料です。小魚を原料とする魚醤の一種です。
味がしっかりつくので、代用するならツナなどの味の濃くない缶詰がおすすめです。

いつものごはんにも◎、防災食と思えないクオリティ

こんなに美味しそうなごはんなら、普段のごはんとしても出せちゃいますね♪

今回のスパイスアレンジレシピを考えたのはこの方。

フードコーディネーター紹介

祐成二葉(すけなり ふたば)

ドイツ国立マイスター校卒業。5年間のヨーロッパ留学を経て、1988年祐成陽子クッキングアートセミナーの「フードコーディネーター養成コース」のメイン講師に就任。後輩を育成する一方、出版を中心に料理制作、テーブルコーディネートを数多く手がけ、高い評価を得ている。今までに出版した著書は、全部で約70冊に上る。

今回紹介したレシピ含む、多数の防災食レシピを紹介!!
祐成二葉監修 「いつもの食事に取り入れたい防災食」

【出版概要】
『いつもの食事にも取り入れたい 防災食』

価格:900円(税抜)

発行:ぴあ株式会社

発売日:2019年3月4日

判型:A4判/80頁

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