recipe
レシピ
ひっつみ汁(岩手郷土料理)
【フードコーディネーター】
小林 たえ
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カテゴリ |
鍋もの, 汁もの/スープ, 粉もの, 和食 |
所要時間 |
40分 |
分量 |
3人分 |
小麦粉をこねて、薄く伸ばしたものを手でちぎった岩手県の郷土料理。
家庭で手軽に作る伝統食としても、おふくろの味としても親しまれています。
寒冷地の岩手県では身体を温めてくれる一品でもあります。
生地をひっつまむことから「ひっつみ」と名付けたられたそうです。
材料・分量
★南部小麦(中力粉) |
200g |
★塩 |
少々 |
★ぬるま湯 |
100ml |
鶏もも肉 |
80g |
ごぼう |
1/2本 |
人参 |
1/2本 |
舞茸 |
1パック |
長ねぎ |
1/2本 |
出汁 |
1000ml |
醤油 |
大さじ2 |
塩 |
適量 |
三つ葉 |
適量 |
下準備・作り方
- 【下準備・生地】ボウルに★の中力粉と塩をいれ、少しずつぬるま湯を足しながら菜箸で混ぜ合わせたら、手で耳たぶくらいの滑らかさになるまで捏ねる。→ラップをかけて30分以上生地を寝かす。(夏は冷蔵庫、冬は常温。半日以上寝かせるときは季節問わず冷蔵庫。)
- 【下準備・具材】鶏肉は食べやすい大きさに切り、ごぼうはささがきにし水にさらす。人参は短冊切り、舞茸は食べやすい大きさに手でさく。白ねぎは斜め薄切りにし、三つ葉はざく切にする。
- 鍋に小さじ1/2の油を熱し、鶏肉を炒め表面が全体的に白っぽくなったら、ごぼう、人参、舞茸の順に入れ、野菜がしんなりしてきたら出汁を入れ、弱めの中火で煮る。沸騰したら、灰汁を取り醤油を加え味を整え一旦火を止める。
- 別の鍋に湯を沸かし、寝かせた生地を手で薄く伸ばしながらちぎって入れていく。手に生地がくっついてしまう時は手を水で濡らすと良い。
- 生地が浮いてきたら網で掬い冷水に入れ、生地を締めてザルにあげる。(冷水で締めると喉越しが良くなる)
- 3の鍋を温め、ねぎと5の生地を加えてひと煮立ちさせたら盛り付けし、三つ葉をお好みでトッピングしたら完成。
【フードコーディネーター】
小林 たえからのワンポイントアドバイス
生地は寝かせる時間が長いほど伸びが良くなります。
別鍋で生地を茹でるのは、出汁の濁りととろみを抑え透き通った出汁にするためです。4を省いて直接生地を鍋に入れると、時短になります。